断食の効能と実践方法

ファスティング(断食)

東洋医学には「万病一元、血の汚れから(生ず)」という言葉があります。すべての病気は血液の汚れから起こると考えるのです。現代人が陥っているのもこの状態です。東洋医学ではこうして慢性病を、毒素の排出をうながすことで治癒させようと努めます。
この血液の浄化にもっとも効果的な方法というのが、食を絶つこと、つまり「断食」です。

イヌやネコなどのペットを飼っている方はご存じでしょうが、動物は病気やケガをすると餌(エサ)を食べなくなり、ジッと静かにうずくまっています。それだけで、薬を飲むこともなく、数日後にはたいていの病気は治ってしまいます。
食を絶つことが身に備わった自然治癒力を高め、病気を治す最善の方策であることを、動物は知っているのです。

つまり、病気のときに食欲が減退するのは、病気を治すためにこれ以上食物を受けつけまいとする体の働きなのです。食物を外から取り入れ、これを消化・吸収するための器官が働いている限り、排泄のための器官は動き出しません。つまり、血液の浄化ができないのです。
反対に、消化・吸収のための器官が休むと、排泄のための活動は活発になり、毒素もどんどん体外へ排出されることになり、血液も浄化されます。だから、体に素直に従っていれば、病気は自然と治ってしまうのです。

断食の効能(Part1)

  1. オートファジー(自食作用):人体を構成する60兆個の細胞は、老化したり健常性を損なうとその中に老廃物、有害な古いタンパク質、ウイルスなどが溜まっていき、種々の病気の原因となる。
    「断食」や「空腹」(とくに16時間以上)状態になると、こうした老廃物やウイルスを細胞自身が自己消化してしまい、老化や病気の要因を取り払ってくれる。
  2. サーチュイン(長寿遺伝子の活発化):「空腹」「断食」により「細胞の核内に存在するサーチュイン長寿遺伝子が活発化し、又、活性酸素が除去され、長寿と病気の予防、改善が図られる。
  3. デトックス:「吸収は排泄を阻害する」という生理学上の鉄則がある。逆も真なりで、「食べない(断食/空腹)は排泄を促進する」のである。
    1日から数日の断食をすると、口臭が強くなり、舌には黄~茶の舌苔が生じてくる。鼻汁や痰がやたら出る人もいる。尿の色は濃くなり、黒っぽい便(宿便)が出ることもある。発疹や蕁麻疹が出る人もいる。つまり、体内、血液内の老廃物(血液の汚れ)=毒が体外に排出してくるのである。デトックスが行なわれ、血液が浄化されるのである。
  4. 白血球の目覚めー食べれば体力つくの迷信:白血球は血液中を流れている20μくらいの大きさの単細胞生物である。体外から入ってくる菌、ウイルス、アレルゲン等々の有害物(抗原という)や体内でできるガン細胞や老廃物を貪食して、体を病気から守っている免疫細胞である。
    食物を存分の摂って満腹の時は、血液中にタンパク質、脂肪、糖、ビタミン、ミネラルなどの栄養素も一杯になり、それを食べる白血球も”満腹”状態だ。
    その時、体外から菌やウイルスが侵入しても満腹のため、十分に貪欲しようとしない。つまり、我々が満腹の時は、免疫力は低下するのだ。
    逆に、我々が空腹の時は、血液中のタンパク質、脂肪、糖、ビタミン、ミネラルも不足しがちで白血球も空腹、である。よって、体外から侵入してくる菌やウイルス、体内でできる老廃物やガン細胞を文字通り貪り食う。よって、空腹の時は、免疫力が上がるわけだ。
    だからこそ、神様は、我々人間や動物が病気や怪我をすると食欲を奪い、白血球を”空腹”にさせ、その貪食力を高めて免疫力を強くし、病気を治すような仕組みを体内に作ってくれている。
  5. 胃からホルモン(グレリン)が出る:空腹時には胃からグレリン(ホルモン)が分泌され、「胃腸(肝臓、膵臓も含めて)の病気の治癒を助ける」「心臓の働きをよくする」「うつ、自律神経失調症を改善する」「脳の海馬の血行をよくして、記憶力の向上、ボケの予防をする」などの作用を発揮する。
  6. オートリンス(自己融解)というサバイバル力:断食=空腹時には、体内の病気の細胞(炎症、ガン、水腫、動脈硬化)を、生命に必須の正常細胞(白血球、胃腸、肝臓、脳)が食べて生きようとする。
  7. アポトーシス(ガン細胞の自殺):ガン細胞は、宿主(人体)が高熱を出したり、空腹(断食)状態になると、自殺する。
  8. 副交感神経の活発化「免疫強化の神経」が目覚める:自律神経のうち、「戦いの、活動の、昼の」神経といわれる「交感神経」が優位に働くと血圧上昇、脈拍増加、興奮、免疫力低下が起こる。
    逆に「リラックスの、夜の」神経といわれる「副交感神経」が働くと、血圧が低下、脈拍は減少、気持ちも落ちつき、免疫力は増強する。
    断食=空腹は、副交感神経の働きを高める。

断食の効能(Part2)

  1. 体質を変える:汚れを追い出す体の大掃除。断食で体の中をクリーンアップ。飢餓ストレスへの反発力が起きる。
  2. 快感をもたらす:空腹で特殊タンパクが増え記憶力アップ。三食キチンと食べてキチンと病気に。
  3. エネルギー利用法が変わる:脳エネルギー源はブドウ糖からケトン体へ移行。α波と快感ホルモンで至福感に至る。半日断食でもダイエットに最適。
  4. 宿便を排泄する:食べ過ぎは血液をドロドロに汚す。最悪老廃物「宿便」が万病の原因。
  5. 環境毒素を排泄する:身のまわりは危ない毒物だらけ。断食で尿中に大量の農薬が排泄された。
  6. 自己融解を起こす:断食で「肉」「骨」が「血」に戻る。詰まった動脈硬化も一発できれいに。血管が若返り、身体も若返る。
  7. 遺伝子を活性化する:若返り遺伝子19個がオンになった。断食は眠っている遺伝子を起こす。
  8. スタミナをつける:一日食べずにリングに上がった力道山。稲刈り競争で半日断食に軍配が上がる。
  9. 免疫力をあげる:食べないほど自然治癒力は強まる。リンパ球・白血球増加・胸腺等の増大。風邪を引かない76%、花粉症が完治85%。
  10. 活性酸素を減らす:プチ断食でも活性酸素は13%減る。

断食で治る、消える、正常に戻る、回復する、完治する

断食で治る、消える、正常に戻る、回復する、完治する
風邪、下痢、腰痛、だるさ、骨折、頭痛、歯槽膿漏、便秘、痔、水虫、アレルギー病、アトピー性皮膚炎、花粉症、気管支ぜんそく、乾癬症(かんせんしょう)、高脂血症、高血圧、脳卒中・心臓病、甲状腺疾患、尿胞症、不整脈、狭心症・動脈硬化、腎臓病、人工透析、肝臓病、リウマチ、糖尿病、潰瘍性大腸炎、認知症、肥満、難病、慢性疲労性症候群、心身症、胃潰瘍、腰痛・肩こり、ひざの痛み、冷え性、長寿、不妊症、ガン、白血病(注)。
※急性骨髄性白血病は断食で治ったという報告がある(ただし、急性リンパ性白血病と慢性骨髄性白血病には断食は無効)

「ちょっとした病気」「ちょっとした症状」
肩こり、腰痛、背痛、寝ちがえ、風邪、急性気管支炎、咽頭炎、喉頭炎、咳、鼻水、痰、急性大腸炎(下痢、腹痛)、急性胃炎(腹痛、胃痛、嘔吐、吐き気、胸痛、口臭、しゃっくり、ゲップ、悪心)、逆流性食道炎、急性結膜炎、ニキビ(吹出物)、皮膚の化膿、虫歯、歯周病、急性外耳炎、急性湿疹、蕁麻疹、内痔核、外痔核、鼻血、膀胱炎、急性膝痛、糖尿(初期)、急性腎盂炎、頭痛(片頭痛、緊張性頭痛ほか)、尿閉(軽い場合)めまい(メニエール病)、高血圧症、動脈硬化、脂質異常症、リウマチほか膠原病、生理不順、生理痛、花粉症、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、狭心症ほか心臓病。

このなかには、3日間の断食だけで治る症状や病気もありますが、6日間ほど断食が必要な病気もあります。
しかし、そのどちらのタイプであっても、3日間断食すると、体はおそろしく軽くなることでしょう。それこそ目が覚めたように元気になります。
「3日間断食」はそのくらい効くのです。

断食による若返り現象

1、聴力の回復
2、視力の回復
3、味覚・嗅覚がするどくなる
4、活力の回復
5、精神力の回復
6、体重減少
7、消化力の促進
8、顔の小じわの消失
9、血圧の低下
10、心臓・循環機能の促進
11、前立腺肥大の解消
12、性的機能の若返り

断食で改善されること

1、体重の減少
2、血圧の正常化
3、血糖値が下がる
4、総コレステロール値の低下、HDLコレステロール値の増加
5、GOT、GPTの一時的増加、γ-GTPの低下
6、中性脂肪値の低下
7、尿酸の増加
8、ホルモンの分泌の増加
9、タンパク質、アルブミン、赤血球の活性化
10、白血球の減少とNK細胞の活性化
11、空腹感を感じなくなる
12、脳内の快感物質の増加

オートファジー

オートファジーとは、細胞が持っている細胞内のたんぱく質を分解するための仕組みの一つで、日本語で「自食」と訳されます。
人間には、60兆個もの細胞が存在しているとされていますが、酸化し古くなったたんぱく質の多くは体外に便や汗や尿となって排出されます。
しかし排出されなかったものは細胞に残り、細胞を衰えさせダメージを与え、下手をすると細胞を死に至らしめます。
すると体調不良が起こり病気になります。
そこで細胞死が起こる前に、古くなったり壊れたりした細胞内のたんぱく質を集め分解し、それを元に新しいたんぱく質をつくる機構が存在します。それがオートファジーです。
オートファジーは細胞内に侵入した病原菌やウイルスも分解、浄化し排泄させる力も持っています。それゆえどんな病気にも有効に働く力になることから「健康に欠かせない機構」でもあるのです。
オートファジーは食物を摂取した時には働かないという特徴があります。
細胞が飢餓状態(断食)を16時間続けた後に働き始めるのです。

そこで「水断食(絶食)」をして飢餓状態を16時間以上、可能であれば48時間続けるとオートファジーの機構は活動を開始します。
その結果、次のことが起こってきます。
1、内臓の臓器が少しずつ正常化していく
2、ミトコンドリアが活発化しエネルギッシュになる
3、酸化した体脂肪が抜け落ち悪玉のサイトカインが出なくなり慢性病が改善していく
4、がん細胞がアポトーシス(自死)し、どんどん抜け落ちていく
5、血液状態がよくなり動脈硬化などが改善していく
6、サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)が活性化する

24時間、水だけ飲んでいるとオートファジーの機構は発揮されますが、すぐに1~6が起こるわけではありません。
ショート断食やミドル断食を時々繰り返して行うと、少しずつよい状態になっていくと考えられます。

千島学説とオートファジー(断食)

千島学説とオートファジー(断食)
・消化された食べものが小腸で赤血球となる
・赤血球は白血球に変化(分化)し、細胞に変化(分化)する
・赤血球は毛細血管末端から間質に漏れ出し、接した臓器の細胞に変化する
・変化した細胞には核やDNAが生じる
・ウイルスや細菌に感染すると、かけつけた赤血球が白血球に変化し免疫反応が起きる
・断食や節食、あるいは病気のとき、すべての組織細胞は赤血球に逆戻りする

※断食や節食によりガンが寛解するのも、ガン細胞が赤血球に逆戻りするから。

オートファジーとは、外部からの栄養が不足するとき、細胞は自分の不要になったタンパク質をアミノ酸に分解し再利用してタンパク質を作り出す仕組み。

可能ならば「3日間断食」又は「7日間断食」を最初に行ってから「1日1食(2食)」を続ける。

千島学説「生命の自覚」から引用
ニワトリのタマゴの黄身(卵黄球)が血球に変わり、その核のない赤血球が、核のある白血球やリンパ球になり、やがて細胞に移行していく姿を、私は顕微鏡で見た。

森下氏はクロロフィール(葉緑素)の生理作用を調べていたとき、赤血球にクロロフィールを作用させたところ、赤血球がおかしなかたちに変化したのを発見した。(中略)そこで森下氏は、ウサギの赤血球のかわりに、血球の大きなガマの赤血球を使って実験し、もっとも面白いことを発見した。赤血球が変化して細胞核をもつ立派な一個の単細胞になっていくことだった。

千島学説で重要なのは、消化された食べものが赤血球になるという事実です。つまり、赤血球は食べた物そのものであり、赤血球が細胞となることから、細胞もまた食べた物そのものであることです。

・健康で栄養状態のよいとき、赤血球はすべて細胞に変化する
・からだが病気の方向にむかっているとき、赤血球はがん細胞や炎症細胞など病巣の細胞に変化する
・断食や節食や大量の出血後、あるいは病気のとき、すべての組織細胞は赤血球に逆戻りする

遺伝子組み換えワクチンでスパイクタンパク製造工場となった細胞も、1日1食もしくは2食でも腹6分目にすることで赤血球に逆戻りする可能性があります。

ポイント
空腹の時間を増やすと、質の悪い細胞が赤血球に戻ることになる。減食により小腸で赤血球が造られなくなれば、遺伝子組み換えワクチンでスパイクタンパク製造工場となった細胞も赤血球に逆分化し、やがてアポトーシス(自然死)します。

小腸の絨毛で赤血球が造られる(食べた物が直接赤血球の原料となる)
実際には体の至るところで毛細管の開放端から赤血球は組織間隙に多数出ている。(中略)血管外の組織間隙に出た赤血球は、それぞれの場所でその部分の細胞、組織に直接して、その誘導作用又は連鎖反応によってそれぞれ相接する細胞へ分化する。すなわち、肝細胞に接したものは肝細胞へ、卵細胞に接着したものは卵の細胞質へ、筋肉、骨、その他凡ての細胞へも誘導連鎖反応によってそれぞれ分化する。

作られる赤血球の質が悪ければ、その接合組織は徐々に病気の臓器へと変化していきます。
ガン細胞も、質の悪い赤血球がガン細胞に分化した結果にすぎない。
減食をした上で適切な食事をとればガンは容易に成長が止まります。

肺結核、肺炎、肝炎、その他の炎症ではその部分に無数の血管外に出た赤血球があり、それが炎症部では比較的速やかに中性嗜好性白血球に分化し、つづいて各種炎症に特有な細胞へ変化(分化)してその臓器の容積を大きくする。

新装版 生命の自覚 ~よみがえる千島学説~

断食が向かない人

1、結核やガンの末期、進行した糖尿病など、衰弱のひどい人(特に肝臓ガン、膵臓ガン)
2、今すぐ手術の必要な状態の人(急性虫垂炎、急性腹症など)
3、体重が、男性で40kg以下、女性で35kg以下の人
4、胃・十二指腸潰瘍や潰瘍性大腸炎で出血の激しい人
5、虚血性心臓病(狭心症、心筋梗塞)や心室性の不整脈で薬服用中の人
6、妊娠中の長期断食(ただし、嘔気、つわりで2~3日の断食は可)
7、精神病で治療を意識できない人や痴呆の進んだ人
8、活動性の肝炎(B型、C型)の人
9、子宮筋腫や卵巣脳腫で外観からでもわかるほど大きい人
10、断食に対して著しい恐怖心を持っている人
11、授乳中の母親
12、1と重複するが、やせ形の糖尿病の人
13、ステロイドホルモン剤や抗うつ剤を服用中の人で、中止すると危険な場合

また、断食が様々な病気に効果があるとはいえ、次のような病気は例外です。

1、全盲、全聾(ぜんろう)
2、末期ガン
3、インスリン注射開始後5年以上の糖尿病
4、関節の硬直が5年以上経過したもの
5、麻痺性の病気
6、脳卒中による麻痺
7、発病5年以上たっている精神分裂病
8、腎不全

断食実践方法(初心者向けを紹介)

  • 初心者向け断食:半日断食(1日2食)、週一断食(24時間断食)
  • 中級者向け断食:1日1食断食(朝食&昼食を抜く、夜食のみ)
  • 上級者向け断食:3日断食、7日断食、3日を超える長期的な断食

今回は初心者向けの半日断食(1日2食)の実践方法を紹介します。

朝だけ断食(1日2食)のメニュー
朝:にんじん・りんごジュース(コップ2~3杯)。又は、しょうが紅茶。
昼:とろろそば(薬味の七味唐辛子、ねぎをたっぷり使う)、または、ざるそば。
夜:基本的に和食。

にんじん・りんごジュースの作り方
ニンジン2本、りんご1個をよく洗い、皮や芯のついたまま適当な大きさに切り、ジューサー(ミキサーではない)にかえれば出来上がりです。
作りたてのジュースを、ゆっくりと噛むようにして飲みます。

にんじん・りんごジュースの効能
1、消化器官に負担をかけない
2、病気の治療、回復が早くなる
3、アルカリ分で体を調整
4、ミネラル・バランスを保つ
5、細胞を活性化する
6、薬効成分もが吸収されやすい
7、腸内の善玉菌を育てる
8、胃腸内の発酵を防止する
9、排泄・解毒能力を促進する
10、さまざまな有害物質を解毒
11、「自然の水」だから安心
12、「飢餓」状態を防ぐ
13、断食期間は不要、捕食期間も短縮

しょうが紅茶の作り方
熱い紅茶に、おろししょうが1~2つまみ(自分でおいしいと思えるだけの量)としょうが汁5~10ccを加え、はちみつか黒砂糖、またはプルーンエキスで味をつけます。
※はちみつや黒砂糖、プルーンには、保温発汗作用、緩下(かんげ)作用があり排泄効果を高めます。

しょうが紅茶の効能
紅茶の効能:紅茶のカフェインには利尿作用があり、排尿を促してくれる。また、紅茶は見た目が赤いが、これは、漢方の陰陽論で言うと、体を温める食物である。

黒砂糖の効能:同じく陰陽論で言うと、黒砂糖は、体を温め、低体温からくる不調を取り除いてくれる。体温が上がると体内の脂肪、老廃物、糖分の燃焼が促され、体重減少と血液浄化につながる。
黒砂糖には、ビタミンB1やB2などの他、鉄、亜鉛、カルシウム、カリウム等々のミネラルが豊富に含まれている。

生姜の効能:生姜は、医療用漢方薬約150種のうち75%に含まれている。「(生姜は)体を温め(血流を良くし)、すべての臓器の働きを活性化させる。体内の余分な液体(水の滞り)をとり除き、駆風を促し(ガスを排泄し)消化を助ける」「(生姜は)百邪(種々の病気)を防御する」。
1、血管を拡張して血流を良くし、血圧を下げる
2、血小板の凝集力を弱めて、血栓を予防する
3、体温を上げ、白血球の力を強めて免疫力を高める
4、発汗・解熱・去痰・鎮咳(ちんがい)作用を発揮する
5、排尿を促し、むくみや水太りを改善する
6、脳の血流を良くして抑うつ気分をとる
7、唾液、胃液、膵液、胆汁、腸液の分泌を促して、消化を高める
8、食中毒菌や腸内の有害菌を殺菌する
9、副腎髄質からアドレナリンの分泌を促して、気分を高める
10、血液中のコレステロールを低下させる

ビタミン・ミネラル不足によって引き起こされる症状

ビタミンA不足:トリ目、肌荒れ、肺ガン、膀胱ガン
    B1不足:脚気(かっけ)(むくみ、神経障害、心筋障害)
    B2不足:口内炎
    C不足:壊血病(出血、感染症)
    D不足:くる病(骨の脆弱化)
    E不足:不妊症、老化、動脈硬化
    P不足:出血

ミネラル鉄不足:貧血
    亜鉛不足:味覚・嗅覚障害、精力低下、皮膚病
    銅不足:成長不良
    マグネシウム不足:ガン、精神病
    マンガン不足:糖尿病
    カルシウム不足:骨・歯の脆弱化、神経障害
    カリウム不足:筋力低下
    ナトリウム不足:食欲不振

和食のメニュー

【主食】
血液浄化を考えるなら、主食は玄米食が理想的です。
玄米は各種のビタミンやミネラル類、リノール酸やリノレン酸などの良質の植物性脂肪や植物性タンパク質を含み、食物繊維も豊富なので排泄作用にもすぐれています。
白米ごはんの場合は、黒ごま塩をふりかて食べると良いでしょう。
ごまは古代から不老長寿の食物と考えられてきました。実際、栄養的にも、必須アミノ酸を豊富に含んだタンパク質、100g中に50gも含まれるリノール酸やリノレン酸などの不飽和脂肪酸、カルシウム、鉄などのミネラル、ビタミンB1やレシチン、それに抗ガン物質のセサミノールなどを含む超健康食品です。

【寒い季節のおかず】
汁もの
・さといものみそ汁
・しじみのみそ汁
・野菜スープ(具=じゃがいも、にんじん、たまねぎ)
・わかめのみそ汁
副食物=A
・ほうれんそうのごま和え
・らっきょう漬け
・漬物
・いかの塩辛
・梅干し
・つくだ煮(こんぶ、貝など)
・しょうがのつくだ煮
・わかめの梅干し和え
副食物=B
・ひじきの五目炒め
・ニラレバ炒め
・やまいもの磯揚げ
・黒豆の煮込み
・にんにく納豆
・にらとあさりの炒め物
・ねぎ、あおやぎ、焼き納豆の煮物
・たたきごぼう
・五目豆(具=だいず、ごぼう、れんこん、こんにゃく)
・八宝菜(具=いか、にんじん、乾しいたけ、たけのこ、はくさい、もやし)
・凍り豆腐の煮しめ(具=凍り豆腐、にんじん、しいたけ、たけのこ、こんにゃく)
・きんぴらごぼう
・にんじんとじゃがいもの煮物
・さつま揚げと野菜の煮つけ
副食物=C
・レバーの香草煮
・さばのみそ煮
・かれいの煮つけ
・あじの干物のおろしだいこん添え
・おでん(具=だいこん、さつま揚げ、焼き竹輪、黒いも、こんぶなど)
・じゃがいもとグルテンミート(小麦タンパクで作った肉のような食品)のしょうが煮
・小魚のにんにくしょうゆ漬け
・グルテンミートのステーキ
サラダ
・海藻サラダ(材料=たまねぎ、だいこん、海藻、しょうゆ味ドレッシング)
・にんじんとりんごのサラダ
・ポテトサラダ(具=じゃがいも、にんじん、たまねぎ)
デザート
・フルーツサラダ(具=りんご、いちご、ぶどう)

【暑い季節のおかず】
汁もの
・しゅんぎくのみそ汁
・豆腐となめこのみそ汁
・もやしと油揚げのみそ汁
・わかめのみそ汁
・キャベツのみそ汁
・ポタージュ(具=じゃがいも、たまねぎ、にんじん、パセリ、牛乳)
副食物=A
・わかめときゅうりの酢の物
・きゅうり漬け
・たたききゅうり
・キャベツの即席漬け
・もやしとにんじんの甘酢和え
・キャベツときゅうりの即席漬け
・キャベツの甘酢和え
・紅白なます
・もやしの白酢和え
・だいこんと柿の和え物
・きゅうりとくらげの和え物
・野菜のマリネ
副食物=B
・だいずとひじきの煮物
・小あじの南蛮漬け
・冷ややっこ(薬味はおろししょうが)
・刺し身(あじ、いか、たこ、まぐろなど)
副食物=C
・さばのソテー
・魚介類のフライ
・白身魚のクリーム煮
・いわしのフライ
・ぶりの煮つけ
・かつおの角煮
・天ぷら(野菜、浅草のり、しその葉、白身魚など)
サラダ
・きゅうりとトマトのサラダ
・はくさいとりんごのサラダ
・トマトと青じそのサラダ
デザート
・フルーツサラダ(キウイフルーツ、レモン、パイナップル、バナナなど)
・ストロベリードリンク(いちご、牛乳、はちみつをミキサーにかける)

参考書籍

新装版 3日食べなきゃ、7割治る!(船瀬俊介)
「食べない」健康法 (PHP文庫)(石原結實 )
やせる!病気が治る!石原式「朝だけ断食」―にんじんジュースで血液サラサラ(石原結實 )

ファスティング(断食)健康法(裏コロナHP)
https://www.uracorona.com/fasting.html

断食の極意!!入門編(前編・後編)(裏コロナHP)
https://www.uracorona.com/fasting-introduction.html

ドクター・ギブソンの「ファスティングで、脳力・免疫力をアップ!」
https://youtu.be/S3x0Gk22p4s

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